MOTHER'S ROCK

Rock
Illustration by Baobab

よろしくお願いします

どうやら、そろそろ終盤のようだ。 ようだ。というのは何度も書いているように、 MOTHER自体は初プレイなのでどこまで進んでいるのか 自分ではよく分からないのだ。

よくわからないのだけれど、そろそろいけるとの 話をされたので、そうなのかと思いつつ、 先にすすもうと思っている。

思っている。というのは、先に進んでないからなのだが、 というのもそろそろ終盤だという話だけは聞いているので そろそろ終盤なのだなと思っているからなのである。

何を言っているのかわからないが、 つまりは心の準備というものである。

そろそろ、という話を聞いてから、 気軽にMOTHERに接するのをためらいはじめた。

いざということになり、三つ指ついて、 よろしくおねがいいたします。 と畳に頭をこすり付けてから SPを開くようになってしまった。 いや、まぁ、実際はそんなことはしていませんが。

どうにも、怖がりなのである。 小心者というのだろうか、それでいて欲張りなのである。

なんせ、先が見えないので、 電車の中で、気軽に初めて、大事なとこでまた駅に着いて マジカントに戻らなきゃならなくなったらと考えたり いきなり終わってしまい、やりのこしたことが 出来なくなってしまったら、と考えたりしてしまうのだ。 取らぬ狸の皮算用とは、この事である。

とは言っても、諸先輩方には突っつかれつつ、 自分でもそろそろと思っているので、 ちょいと先を見てきますよと、誰にでもない 挨拶をしつつ、またも洞窟に乗り込んでいった。

久々にきた洞窟で会った敵は、 最初にのされた時とは比べ物にならないくらい 楽に戦えたので、こりゃいけるなとちょっと強気になって 先に進む事にした。

元来、方向音痴である僕は、洞窟をグルグルまわる。 どうもこの洞窟は複雑で、どこがどう繋がっているのか いまいちピンとこないのだ。

お、だいぶ進んだかな?と思ったら、既にプレゼントの 箱が空いていたり、こっちかなと進んでみたら入り口から 飛び出していたりしているのだ。

そんなこんなでグルグルしていると、明らかに今まできた道 とは違う通路にでてきたのだ。

僕の鼓動は高まり、ついに明るい草原に飛び出した。 久々に見る太陽はとても明るくて、僕は元気を取り戻した。

月面着陸よろしく、僕は最初の一歩を踏み出した。

踏み出したと同時に、敵にエンカウントする。 はじめて見る敵である。

ここで僕は、例によって調子に乗っていたので、 オートの戦闘を選び、様子を見ると、 あれよあれよという間に、石化されて全滅してしまった。

というわけでマジカントにいます。 ああ、先は短いんだか長いんだか。