そう、僕はこの、 僕にとって苦い思い出のある日の名前の街で 新たな仲間を迎え入れた。
僕と彼は、川原でガチンコ勝負をして、 途中で互いに力尽きて笑いながら、 土手の草いきれに包まれながら、 草の中に寝転がるような、 そんな青臭い戦いをしたあとに、仲間になった。
彼は、不良どもの長であったが、 僕の知ってる不良どもよろしく、 根はいいやつらしく、 ガハハと笑って仲間になった。 僕はとても気に入ったが、 気弱な友だちの男の子は苦手かもしれない。
たぶん、彼はここで人知れず、周りの敵たちと戦い、 街を守っていたんではなかろうか 特にこの周りの敵は得体の知れないヤツラが多い。
彼は今までの仲間と違って、 レベルが最初から幾つか上がっていた。 なので、武器と防具を渡すと、 すぐに戦闘能力に関しては 僕の能力を超えていった。
さて、これからどこへ向かえばいいのか悩んでいると 僕の中で誰からつぶやいた。
「今までの経験上、マップの点をたどれ」
おうおう、そうそう、それそれ、 言われなくても分かってますよ。 これから向かおうとしていたところですよ。 僕は僕に対して言い訳しながら、マップを開いて、 点を目指す。
この点というのは 地図上におけるランドマークみたいなもので そこには何かしらの建物や洞窟やらがあったりする。
僕は、街を出て南東にすすむと そこには一つの洞窟があった。 この周りの敵は強かったけれどもここは、 どうかしらと入ってみると、 現れた敵は、外と同じだった。
僕はすぐさま、オートをえらび、 割と乱暴に戦闘を始める。 そして戦闘を始めたところで、 敵の名前が違う事に気付く。
「やばい。」
と思わずつぶやいた時にはもう遅かった。 唯一戦闘不能状態から 回復できる超能力を持っている女の子が やられてしまった。
僕は必死に逃げるを選択し、 新しく入った仲間と命からがら 逃げ出す事に成功した。 すぐさま僕は、 例によってマジカントに戻るアイテムを使って、 例によってマジカントに戻ってきた。
ちょっとあそこはまだ早いかもしれない。 僕はちょっと頭をひねりながら、 とりあえずもうしばらくはレベルあげと すこし飛ばして、 気になっていた砂漠を冒険しようかと 思い返していた。
なぜ、気になっていたかと言うと、 同じくMOTHERをやっている友人に、 砂漠を飛ばしたことに対して咎められたのだ。
なんか、あるらしい。
それがなんなのかわからないけれども、 とりあえず僕はこれからそこに向かおうと思う。