MOTHER'S ROCK

Rock
Illustration by Baobab

過去現在そして未来

前回、覚えた超能力がさっぱりわからないと 読者からのメールを頂いたので、解説しますと それはテレポーテーションなのです。

ビューっと走って、ククッと曲がって、ドガーン。 ビューっと走って、ククッと曲がって、ドガーン。 ビューっと走って、ククッと曲がって、ポワーン。

ポワーンとなったら、成功で、今まで行った事のある街に 瞬時に移動できてしまうのです。

で、前回は、うまくテレポーテーションが成功せずに 焦ってたんだけど、なんとかうまくいった。 まぁ、それで機嫌よく意気揚々と帰宅してたんだけれども そのあとに、マジカントに瞬時に戻れるアイテムのことを 思い出して、学習しないなとへこんだりしてたのです。

そう、行きはテレポーテーションで、帰りはマジカント。 このスタイルはとてもすばらしい。 とても軽快にゲームを進められるような気がしてきた。

というわけで、例の子供ばかりの街で幾日か、 過ごした後、子供たちの話から、別の街のさらに 向こうの山に大人たちが居るのではないかという 情報を頼りに、新たなる旅にでることにした。

今の季節と同じように、とてもジメジメした嫌な雰囲気の 場所を抜ける。といっても思った以上にその場所は広くて なかなか通り抜けるのが大変だった。 もうそろそろ出口かなというところで、以前助けた女の子に 会ったり、仲間の父親に会ったりした。 そこで、傷ついた身体を癒して、休憩を取ることができた。

僕はそこで休みながら、以前助けた女の子と昔話をしている 風景を思い浮かべていた。

僕は過去を教訓にするのがヘタクソなくせに 過去を振り返ることがとても好きなので、 今までの冒険を振り返っていた。

思うと結構色々な事をしてきた。 色々な事はその時々には、一つの事でしかないのだけど あとでまとめて思い出してみると、それぞれは 繋がっていることを思い知らされる事がよくある。

それと同時に今はどこのあたりなんだろうかと ふと疑問に思った。

中盤は越えたのだろうか。 すでに終盤にさしかかっているのだろうか。 まぁ、終わりに向かっていることは間違いないのだが、 このまま終わりに向かっていいのだろうかと ふと思い返してみる。

なんだか話はまとまらないけど、とりあえず 先に進むことにしようとおもう。

いろいろとほったらかしのこともあるけど、 やっぱり先に進みたいと思ってしまう。

なんだか全然話はまとまらないけれど、 次の街に僕はついてしまったのである。