はじまりはいつもマジカント。 そんな歌の歌詞のような状態ですが、 そう、たった3発で全滅してしまった僕らは 例によってマジカントに舞い戻りました。
マジカントは、戦闘不能になった仲間を回復するのも 傷ついた自分を回復するのも、 パパ(仮)に頼んでセーブするのも 無料なので気兼ねなく戻って来れるのだ。 まぁ、今回は強制的にだけれど。
前回のロボットは強力だったので、 さすがに途方にくれてしまった僕は、 とりあえず、その問題は放っておいて 先に進んでみようと思った。
昨日の場所を越えないと先にいけないかなとも 思ったけれども、意外とあっさりと次の 街についてしまった。
例によって、散策である。 しかしこの街、なんだかみんな元気がない。 どうやら大人たちがさらわれてしまっていて みな寂しがっているようだ。
つよがっているけど、実はさびしいんだなと思えるセリフや けなげに頑張っている姿を見るとグッと来る。
とりあえず、以前の教訓として、セーブできる場所と 回復を出来る場所をさがす。
ある家に入った。ここは宿屋のようだ。 子供が一人留守番をしている。 この子供の父親がいつもは対応するけれど、 その父親は、いま居ないようなのだ。
父親の背中を見て育ったこの子供は、 みようみまねで対応を試みる。 そうして、宿屋として重要なところが抜けてるようだが、 なんとか僕らはそこで疲れを癒す事ができた。
朝になり、宿屋を後にしようとする。 その時、その子供の言葉に、 思わず目頭にとても熱いものが込み上げて来てしまった。
大人たちの居なくなったこの街で、 こどもは、健気に、ひねくれつつ、無邪気で、 そして懸命に生活をしている。
ちょっと電車の中で天井を見上げていた僕は、 画面に顔を戻し、街を歩き、広場で遊ぶ子供たちに会い、 また元気を取り戻した。
宿屋の子も子供なら、こいつらも子供だな!
オッパイ!