基本的に、MOTHERは電車の中でプレイしていたので、 週末家でゴロゴロしていたときは、 他のゲームをやっていた。
すこし、やりすぎて疲れてきたので、中断して体を横たえ、 横にあったカバンの中からSPを取り出した。
ゲームの息抜きにゲームをするという、 あまりゲームをやらない人からすれば 信じられないかもしれないかもしれないが、 僕らは普通にそれを行う。
それはゲームというもののジャンルの広さも 影響しているのではないだろうか。
そしてゲームボーイアドバンスSPによるMOTHERは、 オンラインゲームのように、あまり意気込むことなく、 さくっとはじめて、さくっと終われる。 また、終われると思える事で、気軽に始める事が出来る。
前回、仲間につっつかれながら、なんとか幽霊屋敷をクリアして 女の子の生まれ育った街に戻って、セーブしたのだった。
そういえば、とふと思い出したことがあった。 マジカントの地下に眠る巨大なドラゴンの事である。 初めてマジカントから出るときには、何も起きなかったので ほったらかしにしていたのだ。
アレはなんだったのだろうと思い出し、 防具を買いに行くついでに再び、マジカントに向かう事にした。
マジカントを出る時に、手に入れたアイテムを使うと、 とても簡単にマジカントにワープすることが出来る。
マジカントに戻り、一通り買い物をし、 ドラゴンに会いに行く。
詳細は伏せるが、以前とは違う様子だ。 何がキーになったかはわからないが、 前回会ったときとは違ったアクションになった。
しかしここで問題が起こった。 プレイヤーである僕の力が尽き始めたのだ。 猛烈な眠気と頭の痛みが僕を襲う。
しかし、セーブをしていなかったので、 ここでやめるわけには行かない。
とりあえず、蓋を閉じて休憩しようかと思ったのだが、 充電した時期が結構前だったので、寝ている間に 電源が切れてしまうのではないか、と不安に襲われた。
必死の思いで、プレイをする。 なんとか問題をクリアしたが、次はセーブをしなければならない。 マジカントから降りて街に向かい、デパートで電話をしなければ。 そうフラフラになった頭でSPを握る。
途中、何度か力尽きかけて記憶を飛ばしたが、 なんとか街に着き、デパートに向かって、セーブをした。
そして、電源を切ろうとスイッチに手をかけたときに 思い出した。
一瞬でマジカントにワープするあのアイテムの事を。
思いついたところで、僕は力尽きてそのまま深い眠りに 落ちていった。
教訓:セーブ、充電はこまめにしよう。