酔っ払いゲーマー

転職したてで、初ボーナスがでたという友人から連絡が入り、またもや酔っ払いと化す。

酔っ払いは学習しないのでまたもや終電ギリギリまで飲んでいる。なんとか、終電のある駅までタクシーをとばし、電車に乗り込むことが出来た。

そこで僕はやっぱりSPを開いて、MOTHERを始める。

しかし、酔っ払いなだけに、話を進めてはいけない。あとでどうしたらいいか分からなくなってしまうからだ。

僕は、よくゲームを途中で放棄してしまう方なので、今までクリアしたゲームはあまり多くはない。適度な長さと適度な進みやすさがあるゲームでないと、途中で話を忘れてしまうのだ。

スポーツゲームや、格闘ゲームならば体が覚えていることが多いのだが、RPGや、アクション、アドベンチャー等のゲームの場合、途中でやむを得ず中断した後、再開すると、それまでの流れを忘れてしまい、その中途半端さが嫌になり、やめてしまうか、また、最初から始める羽目になるのである。

完全に忘れるわけではないので、プレイすれば思い出すのだけれども、プレイしていない状態では、やりこんだゲームですら、場面が思い浮かばないことが多々ある。

もともと、人の名前やら物事の名前やらを覚えるのが苦手で俳優の名前や、映画のタイトル、歌手の名前や、曲の歌詞、等々、そういったものを覚えるのがとても苦手なのである。そういうものを詳細に覚えている人を、とても感心してしまう

その代わり、覚えていないおかげで、同じものを繰り返し楽しむことができるのだけれども。

というわけで、思い出せなくてもいいように、今はひたすら教会の前でレベル上げをするのである。