MOTHER'S ROCK

Rock
Illustration by Baobab

エアスニーカーオンライン

ちょっと前まで、電車の中でゲームボーイを 広げるのが苦手だったんだけど、 最近、電車の中でゲームボーイを夢中でやる 一回りぐらい上の人を見て、 しかも、その姿がカッコイイと思ってしまった時があった。

そんな理由で電車の中でゲームボーイを 広げるの苦手病を克服した僕は、 今日も今日とてMP3プレイヤーのイヤホンを えいやっと引き抜き、ゲームボーイにJackIn。 目指せ新たな世界。さー。いざ新しい世界に。

周りはばっちりファミコン世代なのに、 僕の家はファミコン=バカがやるもの。 ぐらいの勢いのギチギチ教師の家庭。 まったくもってそんなものは買ってもらえず、 必死でグリーンスタンプを貯める日々。

結局、なんとか買ってもらえたのはゲームボーイ。 それでも、ゲームをやってる姿は、 親に見せられず、見つかるたびに、 「勉強しろ」とどやされる毎日。 ベッドの中で隠れながらゲームボーイ。 心の友はライトボーイ。 僕は孤高のベッドルームゲーマー。

そんなゲームボーイプレイヤーな僕のSPは、 8代目のゲームボーイ。 そんな相棒を握り締め、さぁMOTHERの世界へ。

あ”ー。イキナリ詰まりました。なんかよー。 棒みたいな、貝みたいなのに、 しっぽがうんたら言われましてね。 次の世界にいけないわけですよ。 グルグル回っても他に変わったところはないし、 やっぱここだろうみたいな感じはするのに先にいけないのです。

というわけで、ここで取る行為はいつの時代も同じです。 同じマザラーとのコミュニケーションプレイ。 つまりは質問タイム。英語で言うとクエスチョン時間。

「先生!○○○○ってどこよ?」

メール送ってから気付きます。 別にアイテムのこと言ってるんじゃねーんじゃねーの? そういや、関係ないアイテムは邪魔だから 妹に預けてきたなー。 あれ引っ張り出して、再度行って見るか。

ピロピロピロ。 あ、いけた。

そんなこんなで新世界。 返事のメールが返ってくる前に、 僕は新たな世界に着いたのでした。 ラヴアンドピース